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【オーナー向け】立ち退き交渉のポイントと拒否された場合の対処法

老朽化や再開発などを理由とした立ち退き交渉は、オーナーにとって避けては通れない課題です。

しかし、進め方を誤ると、交渉が難航し大きなトラブルに発展することも少なくありません。

本記事では、立ち退き交渉を有利に進めるためのポイントや、拒否された際の対処法について解説します。

立ち退き交渉の基本的な考え方

賃貸借契約では、借主の居住や営業の安定を保護するため、オーナーの都合だけで契約を終了させることは原則として認められていません。

立ち退きを求める場合には、まず借主との話し合いによって合意を得ることが基本となります。

借主が立ち退きに同意しない場合、オーナーが一方的に退去させることはできず、契約関係は原則として継続します。

契約内容や更新状況などを踏まえながら、双方が納得できる条件を検討し、合意形成を目指して交渉を進めることが重要です。

立ち退き交渉を進める際のポイント

立ち退き交渉を進める際には、まず立ち退きを求める理由を借主に丁寧に説明することが重要です。

建物の老朽化による建替えや再開発、物件の売却など、背景事情を具体的に伝えることで、交渉が進みやすくなる場合があります。

また、交渉の過程では、借主の生活状況や事業状況、移転に伴う負担などについて話し合いながら事情を把握していくことになります。

こうした事情は、立ち退き条件を検討する際の重要な要素となります。

さらに、オーナー側の事情によって立ち退きを求める場合には、移転費用など一定の補償を提示することで合意形成につながることがあります。

立ち退き料の金額や条件は一律ではなく、契約期間の残りや借主の事情など個別の状況を踏まえて検討することが大切です。

立ち退きを拒否された場合の対応

入居者から立ち退きを拒否された場合でも、賃貸借契約が継続している以上、直ちに退去させることはできません。

まずは、交渉を継続し、条件の調整や説明の見直しを検討しましょう。

それでも合意に至らない場合には、調停などの裁判手続を利用して話し合いによる解決を目指す方法があります。

調停では第三者が間に入り、双方の事情を踏まえながら合意形成を図ることになります。

さらに解決が難しい場合には、最終的に訴訟によって立ち退きの可否が判断されることもあります。

ただし、訴訟は解決までに時間を要する場合もあるため、早期の解決を目指す場合には、弁護士への相談を検討することもひとつの方法です。

まとめ

立ち退き交渉は、オーナーの希望だけで進められるものではなく、契約関係や手続を踏まえた対応が求められます。

交渉のポイントを整理し、拒否された場合も段階的に対応を検討することが重要です。

判断に迷う場合や対応に不安がある場合は、状況に応じて弁護士に相談することも検討してみてください。

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弁護士紹介

藤井 貴和

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所属団体
東京弁護士会
注力分野
相続、不動産トラブル
経歴

慶応義塾大学法学部卒

一橋大学法科大学院修了

2015年 弁護士登録

2020年 藤井総合法律事務所設立

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