【オーナー様必見】家賃値上げ交渉がうまくいかない場合の対処法
不動産のオーナーは、家賃の値上げ交渉がうまくいかず、悩むこともあるでしょう。
そこで適切な対策を講じれば、解決につながるかもしれません。
入居者のメリットや値上げの根拠を伝えることで、相手が納得する可能性もあります。
どうしても交渉がうまくいかなければ、物件の売却も視野に入れましょう。
今回は不動産のオーナー向けに、家賃の値上げ交渉がうまくいかないときの対処法をまとめました。
入居者から見たメリットを伝える
最初の対処法は、入居者のメリットを伝えることです。
値上げの通告だけでなく、入居者の居住継続のメリットを説明すれば、納得してもらえるかもしれません。
メリットを受け入れてもらえれば、入居者との関係性を保てるでしょう。
たとえば次回の更新料を無料にすると、入居者の負担が減ります。
家賃の値上げは入居者の金銭的負担になるので、それを減らす案は受け入れてもらいやすいのです。
家賃の値上げが必要な場合、入居者の経済的または心理的負担の軽減を考えてみましょう。
値上げを正当とする根拠の収集
値上げを正当とする根拠が集まれば、入居者が説得する可能性があります。
たとえば近隣の家賃相場を調べてみましょう。
アクセスの条件や間取り、築年数などが近い物件をチェックしてください。
そこからデータを集めれば、ほかの建物の家賃が高い証拠になるでしょう。
また、類似物件と比べてオーナー所有の部屋が極端に安ければ、値上げの正当性を証明できるでしょう。
家賃が相場よりも安すぎると伝えれば、入居者が納得することもあります。
このように値上げ交渉では、オーナーの主張の裏づけも大切です。
物件の売却も選択肢
値上げ交渉がどうしてもうまくいかない場合、物件の売却も選択肢です。
売却が決まれば、オーナーは交渉の負担から解放されるでしょう。
売却益で臨時収入を稼げるのもポイントです。
物件売却は不動産経営が厳しく、訴訟費用の準備も難しいときに選ぶとよいでしょう。
ただし入居者とのトラブルがある物件は、一般の不動産会社だと売れにくいかもしれません。
家賃交渉でトラブルに発展する前に、物件を売るべきか判断してください。
まとめ
不動産のオーナーは、家賃の値上げ交渉で悩むこともあります。
相手に受け入れてもらうには、入居者のメリットの提示や、値上げの正当性の裏付ける証拠などの準備が必要です。
自力での対応が難しいと感じた場合には、弁護士への相談も検討してみてください。
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藤井 貴和
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- 所属団体
- 東京弁護士会
- 注力分野
- 相続、不動産トラブル
- 経歴
-
慶応義塾大学法学部卒
一橋大学法科大学院修了
2015年 弁護士登録
2020年 藤井総合法律事務所設立
事務所概要
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- 藤井総合法律事務所
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